女性誌で読者に人気の特集といえば、ご存じ「1か月コーディネート」。世代を問わず、雑誌を問わず、この企画は、好きなテーマの上位に挙げられます。確かに、限られたアイテムを使って、コーディネートがざっと30通りできるというのですから、着回しのヒントがいっぱい!しかも、通勤にデートにショッピングに週末旅行。1か月に起こるさまざまなシチュエーションにぴったりの着こなしになるというのですから、読者にとってはとてもリアルで実践的な、よいお手本なんですね。人気なのもうなずけます。でも、この「1か月コーディネート」がなぜ、これほど上手に手持ちのワードローブをすべて活かしきることができるのか、考えたことがありますか?それは、すべてのアイテムが組み合わせやすいように、ベースカラーが決められているからなんです。たとえばベージュ、たとえば黒、茶、紺。春夏ならば白もいいですね。春夏は白、秋冬は黒と2シーズンに分けても結構。ベーシックカラーの中から、1色を自分のベースカラーにするのです。そうすると、着こなしのスパイスになる差し色は、もちろんベースカラーに合う色だし、アクセントになるプリントものもベースカラーになじむ色調になります。バッグや靴も、同じルールに則って、ペースカラーに合わせます。そうすると、トップスとボトムが合わない、ジャケットとインナーが合わないという無駄がなくなります。だから、活かしきれないアイテムがなくなるんです。たとえば、白いジャケットをペースカラーのキーアイテムにしたら、ボトムはどうそろえていくか?まずは同じく白いパンツ、次は白に合うベージュのふんわりスカート、印象を変える黒のクロップドパンツ、華やかに見せる白地のプリントスカート…というように、ペースカラーに合いながらも、着こなしを活性化するボトムが決まってきますね。そうしたら、今度は、そのボトムたちに合い、しかも白いジャケットとレイヤードできるように、トップスを考えればいいんです。たとえば淡いブルーのYネックニット。薄いグレーのキャミソール、白いシャツ、というように。そうすれば、どのアイテムにも、きちんと合わせるものが見つかり、着られる回数が増えていきます。これが、活きる服のそろえ方。クローゼットの中が、こんなふうにまとまれば、怖いものなし!もちろん、そのテクニックをステップアップすれば、たくさんのひねりワザが生まれますが、まずは基本が大事です。ペースカラーを決めていれば、大きくハズした失敗アイテムに手が伸びることもありませんよ。