優秀な人材と会社は相思相愛である

2012.01.14

雇用における男女格差には、女への偏見だけでは説明かつかない原因があった。女の雇用状況を本当に改善するのならば、会社が女性差別という人権侵害をしていると叫ぶだけではダメである。有意義な雇用関係の樹立のためには、会社と社員との間に相思相愛の関係がなければならない。男女雇用機会均等法は、男女差別を法で禁止してはいるか、これだけで有意義で良好な雇用関係を構築できるわけではない。会社にとって魅力的な人材となることができれば、男女にかかわらず雇われるチャンスが生じる。

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今日、女に偏見をもち、女嫌いで通せるほど、会社を取り巻く環境は甘くない。会社も有能な人材がほしい。逆にいうと、会社にとって必要とされる人材となることが、男女どちらにとってもチャンスを広げるのである。男女の別に関係のない雇用競争である。そこでは、女も、少なくとも男と同じくらいに、会社のために貢献するということを示さなければならないであろう。逆に、そこまでできないのなら、男と格差がついても仕方がない。会社は慈善事業をやっているわけではなく、他の会社と競争して利潤をあげていかなければならないからである。ただ、労働力人口が減少する今日、会社のほうから女に歩みよっていかなければならない事情もある。優秀な女子学生をいかにして採用するが、そのために、いかにして彼女らにとって魅力のある会社にするかは、今後、経営者にとって重要な課題となるだろう。女性社員が増えると、職場環境も女性に優しいものとなり、女性が長く勤続するようになるし、それによりますます良い女性が入社してくるという好循環が生まれる可能性もある。会社と女性労働者が、互いに魅力をアピールしあって採用に至り、相互の意見を出し合って「交流」を深めれば、良い人材が「再生産」されていく。繁栄の真理は不変である。