リップラインを描いていく

2011.04.20

リップペンシルでリップラインを描いていく。その大きな目的は口紅のにじみ止めと輪郭どりです。けれども最初にペンシルでフレームを作ると、どうしても輪郭を小さめに描いてしまうし、くっきりと強く描きすぎて輪郭だけが浮き上がってしまいがちです。しかも口紅が落ちたあとに、ペンシルで描いた輪郭だけが残ってしまうということも。こうした事態を防ぐために、口紅を塗ってからリップベンシルで輪郭を整えるようになぞってぼかす、いわゆる「あと塗り」を私は提案しています。このやり方ですと、ベージュの口紅に赤いペンシルで輪郭を入れてもラインが浮かず、口紅とペンシルの色を自由に組み合わせることができて遊び心も楽しめます。メイクの出来は道具で決まると言われています。でもいい道具ほど、プロの高度なテクニックを生かすようなものになっていて、テクニックがないとちょっと使いづらいというのも現実……。ですからテクニックがなくても、きれいなグラデーションが表現できる道具を作りたいと思いました。そこで生まれたのがネコやなぎのような形をしたメイクブラシ。毛の柔らかさも、毛の量も、誰が使ってもきれいなぼかしが入れられて、グラデーションが上手に表現できるように計算されています。テクニックのない人にこそ、メイクの出来は道具で決まるということをぜひとも実感してほしかったからです。